2006年12月31日

「指輪」

安物の指輪で、ふがいない自分を痛感する。
生きてゆく価値の尺度はなんて曖昧なんだ。
ささやかなものは結構難しいもんだ。
犬の忠誠心と猫の身勝手さ、その間にささやかなものが生まれてくるような錯覚。
人としての優しさ。男と女。
よくわからないけど、冷たい風が励ましてくれてるような寒い日、あの娘に指輪をあげた。