2006年3月15日

「手塚治虫」

この間、手塚治虫の『陽だまりの樹』を読んでこんどは『ブラックジャック』を読んでます。あくどいといわれ実はヒューマニストの表現がとてもかっこいい。でもテレビのはあまりみません。

僕らの時代はオープニングもエンディングもオリジナルソングで学校の帰りによく歌ったものです。最近のものはイメージソングだとかエンディング曲だとか内容とぜんぜん関係ない曲がながれます。なんか興醒めです。主人公の名前を何度も連呼して下校したあの頃が懐かしい。天才一家だバーカボンボン!

2006年3月7日

「万引き」

ついこの間の話なんだけど。仕事場(コンビニ)で万引きを捕まえた。それも浮浪者の万引き。そのおっさんは一日に何度も現れて、かなりきつい悪臭を放って長い時間じっとしていたり店内をうろうろして店員達も困っていた。時々、21円のどんどん焼きを買っていくので、どうしようもないと店長も困っていた。

しかし、その日、おかしをポケットにつっこんで店を出て行くのを僕はのがさなかった。追いかけて問いつめると『返せばええんやろ!』とギャク切れ。必死に逃げようとする。僕はおっさんを押さえつけた。他の店員が見にきたときに『警察を呼んでください』と言った。丁度忙しい時間だったから警察を呼ぶ時間がないのか、なかなか来ない。おっさんはあばれて逃げようとするので、通りがかりの人に呼んでもらった。警察が来て、ようやくおっさんの悪臭から解放された。

20~30分位押さえつけてたので、その日、一日匂いがとれなかった。そのおっさんはそのあたりでは有名らしく、どの店からも出入り禁止になってるんだそうだ。僕の店はなにも言わなかったので格好のライフラインだったかもしれない。でもこれでうちの店も出入り禁止だ。万引きを捕まえるのも僕らの仕事だ。おっさんがそれで死のうが生きようが知ったこっちゃない。とことんまで落ちぶれても、やはり生きたいのだろうか。自分がそうなったらと考えると、ちょっとやりきれない気がした。